話題のエプソムソルトに手を出してみた。

twitterマグネシウム風呂というものが話題になっていました。

調べると、エプソムソルトというバスソルト?を入れることでマグネシウム風呂ができるということのようです。

 

 

エプソムソルト

エプソムソルトはソルトと入ってますが実際は硫酸マグネシウムという物質の結晶であり、塩ではないようです。

そのため、浴槽を傷めるコト無く使用することが可能です。

また、残り湯を洗濯に使用することも可能なようです。(粉石鹸の場合は石鹸が白い固形で服についてしまうようなので液体洗剤に限る)

 

硫酸マグネシウムの経皮吸収について

私はエセ科学が嫌いなので、硫酸マグネシウムの湯船に浸かった場合経皮吸収によって効果が出るのかを疑問視したため、少し調べてみました。

 

私が読んだ内容を簡単にまとめると

・経皮吸収は科学的証明はされていない

汗腺や毛包のみの限られた部分でのみ吸収が行われる可能性がある。皮膚全体で吸収されるわけではないので、効果は経口等に比べると効果は非常に小さい

 

ということのようです。

ただ、副作用も確認されていないようなので浸かる分には問題ないものだとは思います。

«参考»

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5579607/

 

マグネシウムについて

次にマグネシウムの効果等についてです

 

わかさ生活のサイトから引用すると

通常の食事をしている場合、マグネシウムが不足することはほぼありません。
ただし、睡眠不足や運動不足が続いている時、ストレスが多い時には体内のマグネシウムが消費されるため、マグネシウムの必要量が多くなります。また、肉や加工食品、清涼飲料水などに多く含まれるリンを過剰に摂取すると、マグネシウムの吸収が妨げられます。大量のアルコールを摂取したり、利尿剤を長期間使用すると尿とともに排出され、マグネシウム不足になることもあります。

とのことですので、現代社会では不足しがちの成分であることが考えられます。

 

また、ejim厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』より、

高血圧症および心血管疾患
高血圧症は心臓病と脳卒中の主要なリスク因子である。しかし、これまでの研究によれば、マグネシウム補充療法の効果は、よくてもわずかに血圧を下げる程度であるとされていた。

2型糖尿病
マグネシウムの多い食事が糖尿病のリスクを顕著に低下させる理由は、おそらく糖代謝におけるマグネシウムの重要な働きによると考えられる[42,43]。マグネシウム血症は、糖尿病の先行状態であるインスリン抵抗性を悪化させる、あるいはインスリン抵抗性の結果である可能性がある[44]。糖尿病はマグネシウムの尿中への喪失を増やし、その後に続くマグネシウム不足がインスリン分泌とインスリン活性を障害するため、糖尿病の管理が難しくなる[3]。

骨粗鬆症
マグネシウムは骨形成に関与しており、骨芽細胞および破骨細胞の活性に影響を与える[51]。またマグネシウムは、骨の恒常性を主に制御する副甲状腺ホルモンと活性型ビタミンDの濃度にも影響を与える。地域住民を対象とした複数の研究の結果、男女ともマグネシウム摂取と骨密度との間に関連性があることが認められた[52]。

片頭痛
マグネシウム欠乏症は、神経伝達物質放出や血管収縮などの頭痛を助長する因子と関連している[55]。片頭痛を有する人では、片頭痛が認められない人よりも血清マグネシウム値と組織マグネシウム値が低くなる。

という記載がある。

なお、その全てが研究不足であり、効果を謳うには情報が足りていない状態のようなので、鵜呑みにするのは危険だと思います。

 

更に、IME医療研究所のページより

マグネシウム低下が精神機能に影響

精神的ストレスにより生体内のマグネシウムが量的に低下することが知られている。ストレス社会といわれる現代は, マグネシウムの低下を起こしやすい環境である。また, 基礎的研究においても, マグネシウムの低下がうつ様症状や不安症状などの精神障害の成因に関わっている可能性が考えられている。

マグネシウム含有食で飼育したマウスにおいて不安様, うつ様症状を発現することや, マグネシウムを投与が, 抗不安, 抗うつ作用を認めたことが行動薬理学的試験により示された。したがって, マグネシウムの低下が精神障害の成因に関わっている可能性が考えられる。

マグネシウム低下で神経細胞が脆弱に

長期マグネシウム欠乏は筋萎縮性側索硬化症の原因になる可能性は低いが, パーキンソン病やパーキンソン認知症の原因になり得ると報告された。この報告からも, パーキンソン病の発症にもマグネシウムの低下が関与している可能性が考えられる。最近,我々の研究室でも,情動障害を発現しているマグネシウム欠乏食飼育マウスにおいて線条体ドパミン神経が機能的に脆弱性を呈していることを確認した。ここではマグネシウムの量的低下が直接の原因では無く,マグネシウムの低下が引き起こす情動障害が線条体ドパミン神経の機能低下に関与することを示唆した(図1)。ストレス性精神疾患神経変性疾患の発症予防のためにも最低限のマグネシウム摂取を心がける必要がありそうだ。

 

との記載があるので、マグネシウムを接種することによって心身ともに良い効果が得られる可能性はあるように感じる。

 

サプリメントによる経口摂取の方が経皮吸収よりも高い効果が得られる事が考えられるが、お試し感覚で経皮吸収を試してみるのはありなのかもしれない。

 

インターネット上にある痩せるというのは、2型糖尿病の項目に記載されている糖代謝に基づいていることが予想できる。

恐らく、ストレスが溜まる環境下に置かれていたりファストフードを普段から食べている現代では糖代謝が悪くなっている人が多数存在し、マグネシウムの接種によってそれが改善されることにより糖代謝が改善→痩せるに繋がっていると予想される。

 

また安眠効果については、マグネシウム欠乏による頭痛、神経細胞の情動障害が改善されることによって安眠につながるのではないだろうか。

 

買ってみた

ここまではあくまで効果を調べてみただけなので、実際にAmazonで購入してみました。

 

これを選んだ理由は、安かったからです。

ただの化学物質ですし、臭い等にこだわらないのであれば安価なものを選んでも問題ないと思います。

結晶をよく見るとかなり大きめです。

色も付いておらず、結晶の形が六角形のような形をしているのでまさに化学物質という感じです。

 

ちなみにお湯に入れても色は代わりません。

ですが、塩素の匂いが気にならなくなったので、それだけでもちょっといい気分になれるかなと思います。

 

一応20分以上湯船に浸かった方が良いとのことでしたので長風呂しました。

まだ1回しか使用していないので、1kgほど入浴前から入浴後で体重が減りましたが恐らく水分でしょう。

 

経皮吸収ですのですぐに効果は出ないと思います。そもそも効果が出るかも疑わしいです。

 

継続的に使用してみて、感じたことがあればまた書いてみようと思います。